長男の不登校②


~全てが敵~

長男が不登校になってすぐ、担任に相談をした。

「先生、どうか見捨てないで下さい」「先生、助けてください」

頭の中はパニック状態で、何を話したかよく覚えていない。


ただ、担任はすぐに長男に会いに来てくれた。

「お邪魔します」

長男の部屋のドアを開けて、数秒後、先生はすぐに部屋からでてきた。

「お母さん、今、まじで腹が立っています。長男君のゲーム機をパキンと割って、外に放り投げたい気持ち」

担任はそう言った。

長男は、部屋に入ってきた担任の顔をチラッと見て、無視をし、ゲームを続けたとのこと。

挨拶もしなかったなんて・・・

恥ずかしいやら申し訳ないやら、複雑な気持ち。

担任は「本当に腹は立ちましたが、長男君のことは好きなので近いうちにまた会いに来ます。そう伝えてください」と帰っていった。


あの時の、長男の気持ちが、今となっては痛いほどよくわかる。


【母親も、担任も、世の中のあらゆるもの、全てが敵に見えていたのだろう】



こんぺいとう

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