長男の不登校⑥
~ボカロとテニス~
長男が不登校になってから、ゲームの他、ボカロに夢中になった。
中でもオレンジスターさんがお気に入りで、心療内科受診のとき、車の中でその話題が多かった。
「お母さんも好きなボカロくらいないと、ださいよ」
「そうかな?」
「そうだよ」
うん、探そう。長男に負けていられない!
それからボカロの勉強を始めた。
おかげで、私は西沢Pさんが大好きになった。
CDも買った。車の中で聴きまくる。
ボカロを通し、長男と話が合う合う。
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話変。
年に数回。長男が通っていたテニスクラブの食事会が開かれていた。
不登校になってからも、その食事会はかかさず参加していた。
監督・コーチ・ママ友みんな私の話を熱心に聞いてくれた。
本当にありがたかった。
そして、長男がこの食事会のときは終始笑顔で、本当に楽しそうだった。
「俺、ボカロとテニスにすごく救われた」
食事会の車の中でぼそっと言った長男の言葉が、今も忘れられない。
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