長男の不登校⑦
~引越し~
心療内科の先生に「環境が変わると気持ちもリセットされて元気になることもあります」
と、アドバイスを受けた。
先生の言葉は本当なのか?
半信半疑だったが、長男の希望もあり、長男だけ私の実家に引っ越すことになった。
ネット回線も準備して、ゲームが快適にできる居場所を作った。
茶の間近くに回線を引いたので、必然的に茶の間でゲームをする時間が増えた。
それは長男にとって居心地が悪かったようだ。
「自分の部屋が欲しい」
「茶の間だといつも人に見られている感じがして落ち着けない」
「スイッチだとゲームで勝てないからプレステがほしい」と懇願された。
実母は「自分の部屋ができたらもっとゲームにのめりこむのでは?」と心配している。
悩んだ。すごく悩んだ。
「昼夜逆転をしないで、食事もきちんとして、お風呂も入れるなら全部叶える」
条件をつけて返事をした。
「条件をつけるなんてナンセンスだ。条件があったら意味がないんだ」
「結局は俺のこと信用していないってことだろ」
「お母さんは何にもわかってない。お母さんは何にも変わってない」
長男の気持ちは、今となってはよく理解できる。
でも。
考えてみてよ。
不登校になって、まだ半年弱。
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